なつきのひとり歩き

思いついたことをふわっと。男っぽい趣味とまわりに理解されずひとり行動が多くなった女子ブログ。ひとり行動のヒントにでもなれば幸いです。

【ネタバレあり】映画 すみっこぐらし とびだす絵本とひみつのコ 鑑賞記録

今更ですが、先週観てきたので感想文というか思いついたことを書いてみます。

 

ひとりで観に行って普通に泣きました。

心あたたまるストーリーでしたので、ぜひすみっこぐらしのファンじゃない方も機会があれば友人、恋人、家族など大切な人と見てほしいなぁと思います。もちろんひとりでも。

 

すみっこぐらしが特別好きなわけでもないのですが、Twitterなどで評価が高く気になったので観に行ってきました。

キャラクターの名前などひとつも知らない状態で行きましたが、映画の冒頭で説明が入ったため問題ありませんでした。

 

以下、がっつりネタバレ。

 

ストーリーはすみっこの仲間たちが絵本の中に吸い込まれ『桃太郎』の世界にいた登場人物でもすみっこの仲間でもないひとりぼっちのひよこのおうちを探してあげるお話です。

絵本の他のページには『マッチ売りの少女』『赤ずきん』『アラジン』『人魚姫』『みにくいアヒルの子』の世界がありそれぞれを巡っておうち探しを手伝います。

みにくいアヒルの子』の世界で仲間に出会ったと思いよかった、と思った瞬間に“みにくいアヒルの子”が登場しひよこは見向きもされなくなりました。

それぞれの絵本に破れ目があり、そこから各世界を巡るのですが最終的には各お話から登場人物が集まって一緒にごはん食べてます。ほっこり。仲間の証としてお花をそれぞれつけることに。

すみっこの仲間が1人?1匹?いなくなったのをキッカケにひよこを含めた皆んなで絵本の外へ出ることを決意。

出口が空高い所にあるのでそのままでは出られないため、あちこちのお話から素材を集め高く積み上げてなんとか届くようになり皆んなで登ります。

すみっこの仲間たちが次々と穴を通り抜けて外の世界に行きますが、仲間の証のお花は穴を抜けられません。絵本の世界の物は元の世界へ出られないようになっていました。

なので、ひよこも出ようとしましたが出られませんでした。

実はあのひよこは絵本の裏表紙内側の余白ページの落書きだったのです。

元の世界に帰ってきたすみっこの仲間たちがそれを発見し、そのページにひよこの家、家の前に仲間の証していたお花、そしてすみっこの仲間たちを描いてエンディングです。

 

やさしさ ってことばを考えさせられる1本でした。

最後は涙が止まらなかったです。

多分、仕事に疲れた大人のほうが泣くと思います。

あのゆるっとした絵で王道のすんなりハッピーエンドではなく、考えてハッピーエンドに近づけるという意外と大人でも充分楽しめると思います。